グリッドトレードとは?

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「グリッドトレード」、「トラップ・リピート・イフダン」(通称トラリピ)とはどういうロジックで利益を出しているのか。どんなリスクがあるのかを調べていきます。

グリッドトレードの正式名称は

グリッドトレードの正式名称は、Grid Trading(グリッドトレーディング)です。この手法は、価格が一定間隔で上下している場合に有効で、自動化された取引システムを使用して、指定された条件に基づいて注文を発行することができます。また、グリッドトレーディングは、高頻度取引を行うアルゴリズム的なトレード手法であり、市場の波動に応じて利益を獲得することを目的としています。ただし、グリッドトレーディングにはリスクがあるため、適切なリスク管理が重要です。

グリッドトレードとは

グリッドトレードは、通貨ペアの価格が一定の範囲内で動いている時に、その範囲内で定期的に取引をするトレーディング手法です。この手法は、為替市場の相場が一定の範囲内で推移する場合に効果的な戦略であり、様々な市場条件下で使用することができます。

グリッドトレードの基本的な戦略は、取引を複数回行いながら、価格が上下する範囲内で定期的に注文を入れることです。これにより、価格が上下する範囲内で取引を行い、価格が一定のレンジ内で往復する場合には、利益を上げることができます。

グリッドトレードは、取引に自動化を取り入れることが多く、専用のツールやソフトウェアを使って設定した条件に応じて自動的に注文を出すことができます。また、利益を確定するタイミングや損切りの基準なども事前に設定しておくことができます。

ただし、グリッドトレードはマーケットがレンジ相場を維持している場合には効果的な手法ですが、急激な価格変動やトレンド転換の際には損失を被ることがあるため、十分なリスク管理が必要です。

グリッドトレードの一般的な手順は以下の通りです。

  1. レンジを決定する:最初に、価格が上下する範囲(グリッド)を決定します。例えば、通貨ペアの価格が1.2から1.3まで変動する場合には、この範囲内で注文を入れることができます。
  2. 注文を入れる:次に、レンジ内の価格に対して、買い注文と売り注文を交互に入れます。例えば、価格が1.2に到達した場合には、買い注文を入れます。価格が1.3に到達した場合には、売り注文を入れます。このようにして、価格が往復する場合には、利益を上げることができます。
  3. 利益を確定する:価格が上下する範囲内で、複数の取引を行った場合には、利益を確定することが重要です。例えば、価格が1.25に到達した場合には、買い注文で利益を確定することができます。
  4. リスク管理:価格が大幅に上下する場合には、損失を被る可能性があります。したがって、リスク管理を十分に行うことが重要です。例えば、価格が一定のレンジを超えた場合には、損失を最小限に抑えるために逆張り注文を入れることができます。

トラリピのロジック

自動的に利益確定や損失をカバーする注文方法です。トラップ・リピート・イフダンのロジックは以下の通りです。

  1. トラップ・リピート・イフダン注文を出す通貨ペアと、その注文の種類(買い注文か売り注文か)を決めます。
  2. 最初に、指定した通貨ペアの現在価格を確認します。
  3. 買い注文の場合、最初の注文価格を現在価格よりも高く設定し、売り注文の場合は最初の注文価格を現在価格よりも低く設定します。
  4. トラップ・リピート・イフダン注文は、指定した利益目標と損失限度額を設定します。
  5. 注文が成立すると、指定した利益目標に達するまで、利益目標と損失限度額を同じ値で維持します。
  6. 損失限度額に達すると、トラップ・リピート・イフダン注文は自動的に損切り注文を出します。
  7. 利益目標に達すると、トラップ・リピート・イフダン注文は自動的に利益確定注文を出します。
  8. 利益確定注文または損切り注文が出された場合、新しいトラップ・リピート・イフダン注文が出され、上記のステップ3から再度実行されます。
  9. 利益確定注文または損切り注文が出された場合、注文の数量を増減することもできます。これは「リピート」機能と呼ばれます。
  10. トラップ・リピート・イフダン注文では、さらに「イフダン」機能があります。これは、利益確定注文が出された後、再び指定した価格に戻った場合に再度注文を出す機能です。

以上が、トラップ・リピート・イフダン注文の基本的なロジックです。ただし、相場の急激な変動に対して十分に注意する必要があります。また、注文が成立しない場合もあります。

グリッドトレードとトラリピの違い

「グリッドトレード」、「トラップ・リピート・イフダン」(通称トラリピ)、「イフダン」は、いずれも外国為替取引(FX取引)に関連するトレード戦略や注文方法です。それぞれの特徴と違いを以下に説明します。

  1. グリッドトレード(Grid Trading): グリッドトレードは、価格が一定の間隔(グリッド間隔)で上昇または下降することを前提とした戦略です。この戦略では、価格が範囲内で動く限り、一定間隔ごとに新しい注文を追加していきます。価格が上昇すると売り注文を、価格が下落すると買い注文を設定することが一般的です。利益を確定するためのポイントも設定されます。
  2. トラップ・リピート・イフダン(Trapping, Repeating, If Done): トラップ・リピート・イフダン(通称トラリピ)は、主に一方向の価格トレンドに基づく戦略であり、逆のポジションを取る方法です。トレンドが形成されると、逆方向のポジションを追加するための注文が設定され、価格が一定の範囲内で動く間に利益を追求します。この戦略は、トレンドが続く限りポジションを逆方向に追加し、逆転時に大きな利益を得ることを目指します。
  3. イフダン(If Done): イフダンは、ある条件が満たされた場合に別の条件を実行する注文方法です。具体的には、最初の注文(主注文)が約定したら、その後に条件が発生すると自動的に追加の注文(従属注文)が実行される仕組みです。トラリピ戦略においても、逆方向のポジションを追加するためにイフダン注文が使われることがあります。

違いのまとめ

  • グリッドトレードは、価格の範囲内での上下動を利用する戦略で、価格が範囲内で動く限り注文を追加します。
  • トラリピは、トレンドが続く限り逆の方向にポジションを追加し、逆転時に利益を追求する戦略です。イフダン注文が使用されることがあります。
  • イフダンは、条件が満たされた場合に別の注文を実行する仕組みで、トラリピ戦略や他の注文方法でも利用されることがあります。

価格の範囲内で上下を繰り返すことで利益を積み上げていくロジックなので「グリッドトレード」、「トラップ・リピート・イフダン」(通称トラリピ)も同じだということです。

グリッドトレードのレンジの決定方法

グリッドトレードでは、事前にレンジを決定する必要があります。レンジの決定方法にはいくつかの方法がありますが、主なものは以下の通りです。

  1. 過去の価格データを分析する方法 過去の価格データを分析して、価格が上下する範囲を特定する方法です。この方法では、過去の価格変動から正確な範囲を特定することができます。ただし、過去のデータを使用するため、現在の市場状況とは異なる場合があります。
  2. ボラティリティを考慮する方法 市場のボラティリティを考慮して、価格が上下する範囲を特定する方法です。ボラティリティが高い市場では、価格変動の幅が大きくなるため、範囲を広く設定する必要があります。逆に、ボラティリティが低い市場では、価格変動の幅が小さくなるため、範囲を狭く設定することができます。
  3. サポート・レジスタンスラインを使用する方法 価格が上下する範囲を決定する際に、サポート・レジスタンスラインを使用する方法です。サポートラインは価格が下落し始めた場合に下方で価格を支える水準で、レジスタンスラインは価格が上昇し始めた場合に上方で価格を抑える水準です。これらのラインを基に、範囲を決定することができます。

これらの方法を組み合わせて、レンジを決定することができます。ただし、レンジを決定する際には、市場環境やリスク許容度などに応じて、慎重に判断する必要があります。

過去5年間のグリッドトレード

5年間の最高値と最安値の中央値から上を売り、下を買いで行うトレードは、「バンドトレード」と呼ばれる一種のトレード手法です。以下にバンドトレードの基本的な考え方と注意点をまとめてみました。

  1. バンドトレードの基本的な考え方 バンドトレードは、5年間の最高値と最安値の中央値を計算し、その上下にバンドを設定してトレードを行います。バンドの上限に近づくと売り、下限に近づくと買いのポジションを取ります。この手法は、トレンドが上向いている場合には上限に近づくことが多く、逆にトレンドが下向いている場合には下限に近づくことが多いため、トレンドに乗ることができる可能性が高いとされています。
  2. 注意点 バンドトレードには以下のような注意点があります。

・5年間の最高値と最安値の中央値を計算する場合、特定の期間に絞られる場合があるため、その期間の経済情勢や市場環境などを考慮する必要がある。

・バンドトレードはトレンドに乗ることができる可能性が高いが、トレンド転換の際には損失を被ることがある。

・ポジションサイズやリスク管理など、トレード全体の戦略を練る必要がある。

・バンドトレードは単独で行うトレード手法ではなく、他のテクニカル分析手法などと組み合わせることが効果的である。

レンジ相場でのグリッドトレード

グリッドトレードは、価格の一定の間隔ごとに取引を行う手法であり、特にレンジ相場で使用されることが多い手法の1つです。以下に、グリッドトレードの基本的なアプローチを説明します。

  1. グリッドの設定: まず、価格レンジ内に一定の間隔(グリッド間隔)を設定します。この間隔に基づいて取引が行われます。例えば、価格が1.1000から1.1100の範囲で動いている場合、10ピップスごとにグリッドラインを引くとします。
  2. 注文の配置: グリッドラインごとに、買い注文と売り注文を交互に配置します。価格がグリッドラインに到達するたびに、新しい注文を追加するか既存の注文を変更することで、ポジションを管理します。
  3. トレードの進行: 価格がグリッドラインに達するたびに、トレードが発生します。価格が下がって買い注文が約定すると、価格が上がって売り注文が約定するまで保有します。逆に、価格が上がって売り注文が約定すると、価格が下がって買い注文が約定するまで保有します。
  4. 利益確定と損失制限: グリッドトレードでは、通常、一定の利益を確保するための利益確定レベルと、損失を制限するための損切りレベルを設定します。価格が利益確定レベルに達した場合には、そのポジションを閉じて利益を確定します。逆に、損切りレベルに達した場合には、損失を最小限に抑えるためにポジションを閉じます。
  5. リスク管理: グリッドトレードはリスクが高い場合があるため、リスク管理が重要です。過度なポジションの積み重ねや市場の急激な動きによる損失を防ぐために、十分な資金管理と慎重なポジションサイジングが必要です。

リスク管理について

リスク管理は、トレードや投資において重要な要素の一つです。リスクを適切に管理することで、損失を最小限に抑え、収益を最大化することができます。以下に、リスク管理について詳しく説明します。

  1. リスク評価 リスク管理の第一歩は、リスク評価です。リスク評価は、トレードや投資において、損失が発生する可能性やその損失がどの程度の大きさになるかを評価することです。リスク評価を行うことで、どの程度のリスクを許容できるかを判断し、トレードや投資の計画を立てることができます。
  2. ポジションサイズの設定 ポジションサイズは、取引で行う取引量のことです。リスク管理においては、ポジションサイズをリスクに応じて設定することが重要です。ポジションサイズを大きくすると、損失も大きくなるため、リスク許容度に合わせてポジションサイズを調整する必要があります。
  3. ストップロスの設定 ストップロスは、損失を最小限に抑えるための注文です。ポジションを持った場合、ストップロスを設定することで、一定の損失を超えた場合に自動的に決済されるため、損失を最小限に抑えることができます。ストップロスの設定には、リスク許容度やレンジの幅、ボラティリティなどを考慮する必要があります。
  4. ポートフォリオの分散化 ポートフォリオの分散化は、リスク管理において非常に重要な要素です。単一の投資先に依存せず、複数の投資先を分散させることで、リスクを分散させることができます。また、分散化することで、ある投資先で損失が発生した場合でも、他の投資先で収益を上げることができるため、全体のリスクを抑えることができます。
  5. 感情のコントロール トレードや投資には、感情が介入することがあります。リスク管理においては、感情をコントロールすることが重要です。
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