皆さん、こんにちは!投資の世界に一歩踏み出してみたいけれど、何から始めていいか分からない…そんな風に思っていませんか?特に「IPO(新規公開株式)」と聞くと、なんだか難しそう、というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、IPOは、企業の成長性を早い段階から応援し、運が良ければ大きなリターンを得られる可能性を秘めた、非常に魅力的な投資です。そして、そのIPO投資に欠かせないのが「ブックビルディング」という仕組み。
今回は、数ある証券会社の中でも多くの個人投資家に支持されている「楽天証券」に焦点を当て、楽天証券でのブックビルディング参加から購入までの全手順を、初心者の方でも迷わないように、4000文字以上の大ボリュームで徹底的に解説していきます!
この記事を読めば、
- 楽天証券でのIPO投資のメリット
- 実際にブックビルディングに参加する手順
- 抽選から当選、そして購入手続きまでの流れ
- 楽天証券ならではの注意点やコツ
など、楽天証券でIPO投資を始めるための情報がすべて手に入ります。
さあ、一緒に楽天証券でのIPOデビューを目指しましょう!

楽天証券でIPOに挑戦!ブックビルディングから購入までの全手順を徹底解説
第1章:なぜ楽天証券でIPOに挑戦するのか?そのメリットとは
まず、なぜ数ある証券会社の中で、楽天証券がIPO投資におすすめなのか、そのメリットについて見ていきましょう。
1. 抽選資金が不要で申し込める銘柄がある
これが楽天証券の最大の特徴の一つです。通常、他の多くの証券会社では、ブックビルディングに参加する際に「抽選資金」として、購入希望株数分の資金を事前に口座に入金しておく必要があります。
しかし、楽天証券では、「前受金不要の抽選参加」という仕組みを採用している銘柄があります。これは、抽選の段階では資金の拘束が行われず、当選してから購入資金を入金すれば良いという画期的なシステムです。
この仕組みの最大のメリットは、少額の資金でも多くのIPOに挑戦できることです。資金が限られている初心者の方でも、資金効率を気にすることなく、複数のIPOに同時に申し込むことが可能になります。
2. 誰もが平等な「完全抽選」方式
楽天証券のIPO抽選は、一人一票の「完全抽選」方式です。これは、資金力や取引実績に関わらず、すべての参加者に当選のチャンスが平等に与えられるということを意味します。
他の証券会社の中には、取引実績や資金量に応じて当選確率が変わる「裁量配分」という仕組みを取り入れているところもありますが、楽天証券ではそうした心配はありません。初心者の方でもベテラン投資家と全く同じ条件で抽選に参加できるため、まさに「夢のIPO当選」が現実になる可能性があります。
3. 楽天ポイントで投資ができる
楽天証券の大きな魅力として、「楽天ポイント」を活用できる点も挙げられます。貯まった楽天ポイントを、1ポイント=1円として、投資信託や国内株式の購入代金に充当することができます。
残念ながら、IPOの購入には直接利用できませんが、IPOに外れた資金を使って投資信託を購入したり、ポイントを使って他の銘柄に投資したりと、楽天経済圏をフル活用している方にとっては非常に便利なサービスです。
4. 豊富な情報とサポート体制
楽天証券は、大手ネット証券ならではの、豊富な情報提供と充実したサポート体制も魅力です。IPO情報はもちろんのこと、企業の分析レポートやマーケットニュースなど、投資判断に役立つ情報が多数提供されています。また、初心者向けの投資セミナーなども定期的に開催されており、学びながら投資を進めていくことができます。
第2章:IPO抽選参加の第一歩!ブックビルディングへの参加方法
それでは、いよいよ具体的な手順を見ていきましょう。まずは、ブックビルディングに参加する方法です。
前提条件:楽天証券の口座開設
当たり前ですが、楽天証券のIPOに申し込むためには、楽天証券の総合口座が必要です。まだ口座をお持ちでない方は、まずは口座開設の手続きを行いましょう。楽天証券の公式サイトから、オンラインで簡単に手続きが可能です。
手順1:IPO情報を確認する
口座開設が完了したら、まずは「IPO」の情報をチェックします。
- 楽天証券にログインします。
- 「国内株式」タブをクリックします。
- 左側メニューにある「IPO・PO」をクリックします。
このページでは、今後上場予定のIPO銘柄の一覧が表示されます。ブックビルディング期間、上場日、仮条件といった重要な情報が一目で確認できます。気になる銘柄があったら、必ず詳細情報を確認しましょう。
手順2:ブックビルディングに申込む
ブックビルディングの期間に入ったら、いよいよ申込み手続きを行います。

- IPO銘柄一覧から、申し込む銘柄をクリックします。
- 銘柄の詳細ページが表示されるので、内容を確認し、「ブックビルディングに参加する」ボタンをクリックします。
- 「仮条件」の確認: 仮条件とは、公募価格が決定される価格帯の幅のことです。例えば、「1,500円〜1,600円」のように表示されます。
- 「申込価格」の入力: 楽天証券では、通常、仮条件の上限価格を選択するのが一般的です。上限価格で申し込むことで、当選した場合の利益を最大化するチャンスが高まります。迷ったら上限価格を選びましょう。
- 「申込株数」の入力: 購入したい株数を入力します。通常は100株単位で申し込みが可能です。
- 「確認画面へ」: 入力内容を確認し、問題なければ次の画面へ進みます。
- 「取引パスワード」を入力: 最後に取引パスワードを入力して、申込みを完了させます。
これで、ブックビルディングへの参加は完了です。
【重要】前受金不要の抽選参加について
楽天証券の大きなメリットである「前受金不要の抽選参加」は、すべての銘柄で利用できるわけではありません。**銘柄詳細ページに「抽選資金は不要です」と記載されているか、必ず確認するようにしましょう。**記載がない場合は、通常の「前受金あり」の抽選方式となります。

第3章:抽選から当選、そして購入手続きまでの流れ
ブックビルディングの申込みが完了したら、あとは抽選結果を待つだけです。ここでは、抽選から購入までの流れを解説します。
手順1:抽選結果の確認
ブックビルディング期間が終了すると、公募価格が決定され、抽選が行われます。抽選結果は、「国内株式」→「IPO・PO」のページで確認できます。


- 当選: 「当選」の表示が出たら、見事当選です!次のステップへ進みます。
- 補欠当選: 「補欠当選」となる場合もあります。これは、当選者が購入を辞退した場合などに、繰り上げ当選となる可能性がある状態です。補欠当選でも、購入の意思表示をしておく必要があります。
- 落選: 残念ながら「落選」となった場合は、次のIPOに期待しましょう。

手順2:購入意思表示を行う(当選した場合)
当選した場合、指定された期間内に「購入意思表示」を行う必要があります。
- 当選した銘柄の詳細ページにアクセスします。
- 「購入意思表示」ボタンをクリックします。
- 取引パスワードを入力し、購入手続きを完了させます。
この「購入意思表示」の手続きを忘れると、せっかく当選したにも関わらず、購入権利が失効してしまいます。絶対に忘れないように、メールなどで通知設定をしておくことをお勧めします。
手順3:購入資金を入金する
楽天証券の「前受金不要の抽選参加」を利用していた場合は、このタイミングで購入資金を入金する必要があります。
- 公募価格 × 購入株数 の金額を計算します。
- 購入手続きの期日までに、楽天証券の口座にその金額を入金します。
入金が間に合わないと、やはり購入権利が失効してしまうため、余裕を持って入金するようにしましょう。
手順4:上場日を迎える
購入手続きが完了すれば、あとは上場日を迎えるだけです。上場日には、初値がつきます。公募価格よりも高い初値がつけば、売却することで利益を得ることができます。
注意点
- 初値が公募価格を下回る「初値割れ」のリスクも当然あります。その場合は損失が発生します。
- 楽天証券では、IPO株を上場当日の初値で売却する「初値売り」をすることはできません。上場当日の取引開始後、自分でタイミングを見て売却注文を出す必要があります。

第4章:楽天証券でIPO当選確率を上げるためのコツ
楽天証券は公平な抽選方式が魅力ですが、それでも当選確率は決して高くありません。少しでも当選確率を上げるためのコツをいくつかご紹介します。
1. 家族の口座を活用する
楽天証券は、一人一票の完全抽選です。そのため、家族名義の口座を開設し、それぞれの口座から申し込むことで、抽選に参加できる口数を物理的に増やすことができます。
ただし、名義貸しは禁止されているため、口座開設は必ず家族本人が行い、取引は本人が行う必要があります。
2. 複数口座で資金を効率的に活用する
楽天証券は「前受金不要」の抽選方式が魅力ですが、すべての銘柄がそうではないことを思い出してください。前受金が必要な銘柄の場合、資金拘束が発生します。
そこで、他の証券会社の口座も併用することで、資金を効率的に活用することができます。
- 資金不要の楽天証券で、複数のIPOに申し込む。
- 資金拘束が必要な他の証券会社で、本命のIPOに資金を集中させて申し込む。
このように、複数の証券会社のメリットを組み合わせることで、当選確率をさらに高めることができます。
3. IPOチャレンジポイントを賢く使う(SBI証券の場合)
これは楽天証券の話ではありませんが、他の証券会社の仕組みを理解することも重要です。例えば、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という独自の仕組みがあります。
これは、IPOに落選するたびにポイントが貯まり、そのポイントを多く使うほど当選確率が上がるというシステムです。資金力に加えて、コツコツとポイントを貯めることで、当選のチャンスを大きく高めることができます。
楽天証券の口座と併用することで、資金がなくても多くのIPOに挑戦し、資金が貯まったらSBI証券のポイントを使って当選を狙う、といった戦略を立てることも可能です。

第5章:まとめ:楽天証券で賢くIPOデビューしよう!
今回の記事では、楽天証券でのIPO投資について、ブックビルディングの参加方法から購入までの流れ、そして当選確率を上げるコツまで、詳細に解説しました。
- 楽天証券のメリット: 前受金不要の抽選(一部銘柄)、完全抽選、楽天ポイント活用、豊富な情報など。
- ブックビルディングの参加方法: IPO情報を確認し、仮条件の上限価格で申し込むのが一般的。
- 購入までの流れ: 当選したら「購入意思表示」を行い、期日までに購入資金を入金する。
- 当選確率アップのコツ: 家族の口座活用や、複数の証券会社との併用など。
楽天証券は、特に資金が限られている方や、初心者の方にとって、非常にIPO投資を始めやすい環境が整っています。
IPOは、一発で大儲けを狙うギャンブルではなく、あくまで企業の成長を応援する投資の一環です。しっかりと企業の事業内容や将来性を見極めた上で、参加するかどうかを判断することが大切です。
この記事が、皆さんの楽天証券でのIPOデビューの一助となれば幸いです。
ぜひ、この記事を参考に、IPO投資に挑戦してみてください。幸運を祈っています!