★HMAとATRを使ったスーパー・トレンド・インジケーター「TK-SuperTrend_Ind」を使ったEAです。
★このインジケーター「TK-SuperTrend_Ind」はMQL5のサイトの「MQL4およびMQL5のソースコードライブラリ」で拾ってきたインディケーターのプログラムを大幅に変更して作成しています。
★インジケーター「TK-SuperTrend_Ind」をMT5にインストールしないとEAは動きません。
★EA「TK-SuperTrend」にレンジの中央値を取り入れたEAです。
★EA「TK-SuperTrendPlus」は中央値よりも上でサインがでたら売り、中央値よりも下でサインがでたら買いというロジックです。
HMAとは
HMAとは、「Hull Moving Average」(ハル移動平均線)と表記し、その頭文字を取ってHMAと略されています。
Alan Hull (アラン・ハル)によって開発された HMA は、非常に高速で滑らかな移動平均線となっています。
ハル移動平均線は、多くの種類の移動平均線が弱みとしている遅延を軽減し、さらにダマシも少なくするよう開発されました。
直近の値動きを重視して計算する加重移動平均(Weighted Moving Average:WMA)を組み合わせ、さらに一定の係数で均すことにより遅延やダマシを少なくした、多重移動平均線(移動平均線の移動平均線)です。
他の移動平均線と比べるとこうなります。
SMA(単純移動平均線)黄色のライン EMA(指数平滑移動平均線)水色のライン
WMA(加重移動平均線)白色のライン HMA(ハル移動平均線)赤色と青色のライン
期間 100日
時間軸とチャートがよくなくてHMAがあきらかに滑らかにはなっていないですね。
ちょっと修正しました。ローソク足に寄り添っているのが分かると思います。
ATRとは
ATRとは、「Average True Range」(アベレッジ・トゥルー・レンジ)といって相場のボラティリティ(変動率)を示すテクニカル指標です。
ATRは、「真の値幅の平均」を意味し、真の値幅の一定期間の平均を線で結んだものがATRとしてチャート上に表示されます。そして、過去の変動率と比較し、通常より大きく変動しているのかを教えてくれます。
先ほどのチャートにATR100日を追加するとこういうチャートになります。
ATRはサブチャートに表示されています。
TK-SuperTrendとは
「Hull Moving Average」(ハル移動平均線)と「Average True Range」(アベレッジ・トゥルー・レンジ)を組み合わせた「Super Trend」(スーパー・トレンド)インジケーターです。
赤いラインが買い、青いラインが売りで表示されています。
この「TK-SuperTrend」の使い方は、赤いラインになったら買って、青いラインになったら決済。
青いラインになったら売って、赤いラインになったら決済といったような、とてもシンプルなトレードをすることができます。
EA「TK-SuperTrendPlus」について
EA「TK-SuperTrendPlus」は、インジケーター「TK-SuperTrend_Ind」を使ってトレードするEAです。
ロジックは、中央値よりも上でSuperTrendのサインがでたら売り、中央値よりも下でSuperTrendのサインがでたら買い。
利確方法は通常の利確設定とトレーリングストップの2種類の設定を選ぶことができます。損切りの設定はありません。
中央値はレンジの中心を考えていましたが、お好みの設定ができるように入力方式に変更しました。
パラメーター
EA「TK-SuperTrendPlus」のパラメーターを表示しています。
基準設定
マジックナンバー | 複数の通貨・複数の時間足で運用する場合はEAごとに変更してください。 |
利確幅 | 利確幅をPipsで入力(0の場合は利確しません。) |
トレーリングストップ | トレーリングストップのスタート幅をPipsで入力 |
トレーリングストップ幅 | トレーリングストップ幅をPipsで入力 |
ロット数 | 0.01=1,000通貨 0.1=1万通貨 1.0=10万通貨 |
トレードタイプ | 「買いのみ・売りのみ・売買」の3種類 |
中央値の設定 | true(設定する)・false(設定しない) |
中央値の価格 | 中央値の価格を入力(設定するにした場合) |
HMA period(期間) | 12 |
Price(適応価格) | Close(終値) Open(始値) High(高値) Low(安値) Median(高値と安値の中間値) Typical(高値+安値+終値の1/3) Weighted(高値+安値+終値+終値の1/4) Average(高値+安値+始値+終値の1/4) |
ATR period(期間) | 12 |
ATR multiplier(乗数) | 3.0 |
EAの説明
中央値を設定している場合
売買のサインでトレードを行います。
①買いのサインがでたら+中央値より下で ・・・ 買う
②利確幅orトレーリングストップで ・・・ 決済
③売りのサインがでたら+中央値より上で ・・・ 売る
④利確幅orトレーリングストップで ・・・ 決済
を繰り返し行います。
中央値を設定していない場合
売買のサインでトレードを行います。
①買いのサインがでたら ・・・ 買う
②利確幅orトレーリングストップで ・・・ 決済
③売りのサインがでたら ・・・ 売る
④利確幅orトレーリングストップで ・・・ 決済
を繰り返し行います。
ロジックを確認
設定:中央値あり・利確幅
設定:中央値あり・トレーリングストップ
バックテスト
豪ドルNZドル(AUDNZD)でバックテストをした結果です。
2022年1月1日~2024年3月31日のバックテスト結果です。
レンジの狭い通貨ペアでは、中央値に戻ってくることが多いのでリスクも減って利益を積み上げていくことができます。
レンジから外れなければ利益を積み上げれそうです。
あとは参考までに載せておきます。
ダウンロード
このインジケーターは無料でダウンロードすることができます。口座、FX会社、パスワードなどの制限は一切ありません。
また、趣味で制作しているので口座開設をするときは支援として、このブログから口座開設をしてくださると助けになります。
MT5 EA「TK-SuperTrendPlus」のダウンロードはこちらから
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注意:MT5の自作インジケーターです。EAではありません。
MT5 EA「TK-SuperTrend」のダウンロードはこちらから
ダウンロードからインストールまで
EAとインジケーターのダウンロードからインストールまでを図解入りで詳しく説明しているので確認してください。